胸骨圧迫の練習は不要?院外CPRで知っておきたいこと。


 

胸骨圧迫の圧迫の練習は重要です。しかし、仮にスキルに不安があっても方法があります。やり方を分かりやすく丁寧に教えてくれる消防の方の電話体制がどんどんと進化しています。従って不必要に不安に思わずにすぐに電話をして、消防車到着までの間に、その場のチームで頑張りましょう。

通信指令員の口頭指導によるCPR

一般市民の方の胸骨圧迫の練習の重要性は、当サイトでも何度もお伝えしていますが、実はそれほど練習していなくても、現場で蘇生を成功させる可能性が上昇する、絶対に知っておきたいポイントがあります。

それは、

急隊の方に電話でアドバイスをもらいながら行う

ということです。

(より正確には、実際に電話をすると、「今からやり方を教えるので、到着するまでの間、やってください!」とお願い・提案をされます。)

 総務省の資料によると、平成30年(2018年)の現場到着所要時間は全国平均で8.7 分でした。そしてその間の胸骨圧迫は、一人やその場の人だけの知識・スキルで行わなくても良いということです。

 

電話CPRの現場シミュレーション

可能であれば、そのシーンをシミュレーションしておくことをお勧めします。個人の方がシミュレーションなどせずとも、最高のCPRができるよう、どんどん工夫がなされていってはいるのですが、やはりどういう展開になるのかが理解できていると、早く意思疎通が可能です。

蘇生法の手順や知識が危うくなってしまった場合でも、次の3点だけは忘れてはいけません。その3点とは「人を増やすこと」と「消防を呼ぶこと」「AEDをその場に用意すること」です。

 

携帯電話の位置

電話で指導を受ける場合は、電話で話す方と胸骨圧迫を実行する方は別が基本です。片手を電話で塞がれたり、頭と肩で挟んでいては、有効な胸骨圧迫はできません。

複数人ではなく、床に置いてハンズオフで話すという方法は、静かな部屋だったら可能です。しかし、屋外で騒がしい場所では電話の意思疎通が取れません。

胸骨圧迫を行っているリーダー格の人の耳に、他の方が携帯電話をあてがうことも考えられますが、上下に動くため意思疎通が困難です。

 

開始すること

絶対に忘れてはいけない「救急車」「AED」「人」という3点を守り、説明を受けながらのCPRの際の携帯電話の位置もシミュレーションできれば、最低限の準備はできました。その上でまずは開始しましょう。

この電話での指導による心肺蘇生法(CPR)の実施によって、一般市民の方が開始する確率が5倍になるというデータがあります。それに加えて、事前に少し不安があっても電話をする前から教えてくれるんだ。ということを知っていたら、より行動する勇気が湧くのではないでしょうか。

胸骨圧迫の練習は決して不要ではありませんが、その場でわかりやすい言葉のアドバイスがもらえるなら、自信を持って行うことができるはずです。

なお、現場が地下駐車場であったり、少し圏外で電話がつながらないケースではこの方法は用いることができません。

より自信をつけたい場合はブライデンもご検討ください。

ブライデン 白色

ブライデン 赤色